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一歩踏み出す勇気のみなもと
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     このような活動をしていると、なにか特別の存在のように見られてしまいますが、そんなことはないということをお伝えします。

    もともとは、至って普通に子育てをしている、なんの特別なことをしている訳でもないひとりの母親でした。

    原発事故が起こり、世の中の流れに危機感を抱いたところから、なにかスイッチが入ってしまったのかもしれない・・・自分でもそれはよく分かりません。

    このような『子どもたちを放射能の影響から守るための活動』というものは、とても敷居が高くて、特別な知識や特別な意識、そして行動力がなければ近づくことができない・・・

    そんな声を耳にするようになりました。

    子どもを守りたいという思いは同じで、食の安全や保養情報など、詳しく調べて子どもを守っているお母さんの存在は、思っているほど少なくはないというのが、原発事故から2年が経った今、なんとなく分かってきたことです。

    子どもを守りたいと声を上げている親が少数になっている今、その思いを教育現場に伝えることは、とても勇気がいることです。

    きっと、もうそれはしたくないと思うほど、いろんなことがあって、お母さんたちは疲れています。

    私自身のことで言えば、私が先生に物申すことを子どもが嫌がるようになり、伝えたいことやお願いしたいことがたくさんあるのにも関わらず、それを言うと娘が辛い思いをするため、今となってはじっと我慢をしている状態です。

    現場の対応には限界があり、上へ上へと責任を棚上げされた状態でもあります。

    ならば行政に働きかけるしかないと、原発事故後、初めての経験もたくさんすることになりました。

    議員さんの存在なども、果てしなく遠い存在でしたので、その扉を開けるのには勇気も要りました。

    議会の傍聴を経験するようになり、要望や請願などで私たちと同じように声を上げている議員さんに力を貸して頂くことになり

    それに対する議会の反応などを見て、なるほどこの会派は、この議員さんはそういう意見なのかと、少しずつ雰囲気を知ることにもなりました。

    何よりも衝撃的だったのは、大飯原発の再稼働に反対をしなかった議員さんが多数であったということでした。

    反対をしなかった理由は『大飯町長の苦渋の決断に対して反対はできない』というものでした。

    ここいわき市の議会というものに失望したというのが本音です。

    しかし、それを許してしまっているのは私たち市民です。

    市民が変わらなければ議会を変えることはできず、行政を変えることはできないというのが、原発事故がきっかけで知ることになった現実でした。

    誰かに任せておけばどうにかなるだろうなどという他力本願な生き方が、この現実を作ってきてしまいました。

    いわき市の選挙の際の投票率は50パーセントです。

    いろんなことが諦めムードで、こんなにも大変なことが起こったというのに、現状を変えたいという思いを奪うほど、事故後の対応は進んでいません。

    同じように子どもを守るための活動をしている仲間、それも最前線で動いている仲間と、そのきっかけについてや立ち上げについてのエピソードを語り合う場面がありました。

    目立つことはするな。

    なぜお前がやらなければならないのか。

    こんなセリフを夫から聞くことは、なによりも悲しい現実です。

    それでも誰かがやらなければ子どもたちを守ることはできない。

    彼女はご主人の前に座り、『子どもたちの命を守るために、どうかお願いします。活動することを許してください』と土下座をしたそうです。

    その話を聞いて、涙がとめどなく溢れました。

    夫からも姑や親戚からも、そんな特別なことはしないでほしい、世間体が悪いと言われ

    女は一歩下がってなどという価値観も、時代錯誤かもしれませんがしっかりと存在します。

    市民が声を上げることが特別なこの土地で、声を上げてアクションを起こすことは想像以上に大変でもあります。

    しかし、目立つことをしてはいけない、原発の話はタブーというのも、なんとなく作られてきたイメージによるコントロールであり、それを当たり前にしていかなければ未来を変えることはできません。

    市民のちからはそんなに小さいものではないということを証明するのは、ひとりひとりの思いです。

    いくら声を上げても、声が集まらなければ効果はありません。

    人生の幕を閉じる時、この世の中が少しはましになっていればいいなと思いますが、原発のことを思うと、負の遺産を子孫に渡してしまうことに胸が痛みます。

    今の子どもたちがそこで作業をしているのですから・・・

    今を変えなければ。

    今がそのチャンスです。
    posted by: クリキンディ | 母親たちの苦悩 | 17:26 | - | trackbacks(0) | - | - |
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